ライティングの勉強法
高校の時に英検3級? を受験して以来,英検には縁がなかったんですが,
どうやら,英検1級を受験する人は,2級-->準1級-->1級とステップアップしながら,
受験するパターンが多いらしく,TOEICで2年以上前に945をとったくらいで,
調子ぶっこいて,いきなり1級を受験するという,無謀なことをやろうとしていると,
最近になって気づいて,いささか反省している whitypig です。
迷うことしばし
単語,リスニング,読解は,まぁ,なんとかなる。
ライティングはどうする? と,もんもんとしていたんです。
名著「和文英訳の修行」をやってみたのですが,
そのやり方が悪いのか,どうもしっくりこない。
頭に入らない。これはいかんぞと。
で,まぁ,ライティングの独学方法について本読んだり,
Web で検索したりして模索していたのですが,
非常にすばらしいと思った学習法があったんどえーす!!
その方法を知らない同志たちに教えたくて,
この文章を書いている次第です。
で,その名は「原文復元法」!!
原文復元法とは?
簡単に言うと・・・,
- 英文を音読する
- 英文を和訳する。
- 和訳をチェックする。
- 翌日,自分で作った和訳を見ながら,英訳する。(元の英文はみない)
- で,元の英文に戻せているかどうかを確認する。
他にもやり方の工夫はたくさんあります。
和訳するときに,翌日英訳する際のヒントとなるように,
「主語はこれを使うようにする」とか「この文型を使う」とか,
はたまた,ちょっち難しい単語については「これを使う(xxx)」とかを
書いておいたり。
詳しくは,検索したり,下で紹介しているテキストを参考にしてくださいな。
ま,そんな感じで,まさに名前から想像がつくとおりの方法です。
ところがどっこい,これはすばらしい方法だと,実感したんです。
何故?
リスニングの勉強方法のシャドーイング,ディクテーション,
はだいぶ有名になった感はありますが,
その他に,リプロダクションというのがあります。
これは,文単位,パラグラフ単位とかで聞いたあとに,
元の文を再生する,というものです。
まさに,reproduction。
ほいで,これは非常に負荷が高い方法なんです。
だって,聞いたことをポイントを掴んで記憶する必要がある。
そのためには,文の内容を「イメージ」できることが非常に重要。
じゃないと,覚えられない。
これは,日本語の小難しいニュースでやってみるとわかります。
またこの方法は,文法力,単語力(見て知っているんではなく,
自分でスペルを間違うことなく書く力),文章の流れを知っている,
などなど,総合的な英語力を養うのに,非常に適していると,
私は自分でやってみて実感しています。
で,なんでこんなことを書いているかというと,
このリプロダクションのライティング版が,原文復元法だなと,
思ったわけどえーす。
意味的にもまさに,「リプロダクション」=「原文復元法」でしょ?
良い点
- 実際に手を動かすこと。
- 音読してイメージすること。
- イメージして,自分の言葉で和訳すること。
- 和訳・英訳がうまくなる。
- 何より楽しい。<--- これ非常に重要。
悪い点
- なし。思いつかん。まじで。
- 強いて言えば,負荷が高いと言うことか。
- だけどこれは,自分で簡単に調節できる。(下の「ハードルが高いと感じたら」を参照)
和文英訳の修行は名著ではあるのですが,ちと古い。
それゆえ,日本語訳が堅い。
その点,原文復元法を使用して勉強すると,
自分の語調で訳を作れるから,楽しくなるんです。
そうすると,あら不思議。
あんなにもんもんとして楽しくなかった,
「和文英訳の修行」が楽しくなるではあーりませんか。
前提条件
- ある程度単語を知っている(中学生レベル)
- 文法についても,ある程度は知っている(中学生レベル)
ま,中学生レベルと言っても,完全なる中学生レベルではないので,
注意されたい。
私のやりかた
パソコンを使って,日本語訳を作成し,
Latexで,問題用紙として作成。
毎回日本語訳を手で書くのは,さすがにしんどいので。
英文の方は,きちんと手で書きますよ。
ま,TOEFL の人は,両方パソコンでやってもいいかも。
お手軽なのは,Office Word かな。
ハードルが高いと感じたら
どんなテキストでもいいと思う。解説が多い方がいいことは確か。
1文から始めるのといい。易しすぎると思う物でもいいと思う。
たとえば,
・This is a pen. ・I go to school by train.
とかから入ってもいいと思います。
そっちの方が,ハードルが低くなるし,
これを和訳して,翌日その和訳をみて,英訳できると,
楽しくなってくるので。
今思いついたが,英語が苦手な人は,英会話のテキストでも
いいと思うし,中学校の教科書なんかまさにうってつけかもしれません。
実際,私は「和文英訳の修行」(最初の500文は,短文がだーっと載っている)
でもこの方法をやってみて,楽しくなりました。
テキストの紹介
原文復元法を謳っているテキストです。
私はこのテキストを Amazon で残り1冊の所をギリギリで押さえました(笑)
100個のちっこいパラグラフ的な文章があるのですが,
内容は易しめです。また,テーマが多岐にわたっていて楽しいです。
訳し方のポイント,単語の解説,そして巻末には文法の簡単な解説があります。
実際にテキストに書き込めみたいなことが書いてありますが,
ノートやら,自分で解答用紙を作成するなりして,
2周くらいしたほうがいいのかなぁと思いまふ。
ただ,やはり易しめなので,TOEFL や英検1級を目指す人は,
TOEFL のライティング用のテキストで,模範解答の英文を,
原文復元法を使用して勉強するのがいいと思います。
ま,英検1級を持っていない私がいうのはおこがましいですね。
参考ページ,参考テキスト
紹介しよう紹介しようと思っていて,紹介していなかったんですが,
「TOEIC900越の次?絶対使える英語力」というサイトがあります。
このサイトは非常によく書かれていて,英語学習はこうあるべし,
と納得できることが書いてあります。
私が書きたいことが全て書いてあると言っても過言ではありません。
いや違う,こう書くと包含関係が逆になるな。
私が書きたいこと以上のことが書いてあります。
んで,管理人の jo さんも魅力的な方で,軽い下ネタもあり,読んでいて楽しいです。
是非是非1度,いや,2度3度と見てください。
また,こうした貴重な情報を公開してくださっている jo さんに大変感謝します。
ライティングの勉強方法について参考にした本を2冊。
まとめ
非常ーに長くなりましたが,英語学習者同志たちの英語力がアップすることを
願って書いたので,役に立ったらうれしいどえーす。
というか,まず自分の英語力をあげなきゃね。
がんばっていきまっしょい。