点の使い方

昨日に引き続き,日本語についての考え方です。
本を読んでいて,気にはなっていたのですが,どうも,
読点(ふつうの点のこと。「,」←これ) の使い方がうまくない。
というか,使う量が少なすぎる気がする。


英語なんかは,スペースで,単語が区切られているし,頭からどんどん意味をとっていけるから,
いいのですけども,日本語の場合は,ありとあらゆるところから,いろんなものを修飾してくるから,
できるだけ,読点を使った方が,読みやすいと思います。
1文がたらたらと続くと,もう,私なんかは,バッファの容量が少ないので,あふれてきます。
で,結局,文章の構造を考えなきゃならん。つまり,文章の内容の前に,文章の構造,という壁が
立ちはだかっているわけです。これは,母国語として,いかがなものかと。


確かに,読点は,使い方がむつかしいということもあると思います。
しかし,ないよりは,あった方が読みやすいと思う。
たとえ,間違った使い方していたり,多すぎたりしても。
ま,ここでばしっと,具体例なんかをもってくればいいのですけど,
特に思い浮かばないので,省略しちゃいます。


こう考えてみると,英語は言語として,しっかりとしているなぁと思います。
ま,日本語も,漢字ありーの,ひらがなありーの,カタカナありーので,いいところも
あるのですけど,でも,最近は,どんどん,英語を,カタカナにして,使っている人が
多い気がする。これもよくないと思う。いや,英語のまま使うならいいけど,
ローマ字というか,カタカナというか,もうへんてこりんになっているわけで。
例えば,hierarchy という単語があるのだけど,これを日本語にすると
ヒエラルキーなんてことになっている。なんじゃいな,そりゃ?
これに違和感を覚える私がおかしいのか?いいじゃん,階層でも,なんでも。
やったとしても,せめて,ハイアラーキーにしよ。だれだよ,一番最初に,
ヒエラルキーなんていった人。
このままだと,どんどん,日本人の日本語の語彙力が落ちていく一方ですな。
あー,やだやだ。もっと,日本語力,英語力を向上させていきたいものですね。