感動しました。

英文解釈教室を読了。そして,あとがきを改めて読んでみて,
ちょっと感動して,うるっとくるものがありました。
伊藤和夫先生は,1997年1月21日になくなられているそうですが,
2個目のはしがきが,1996年12月27日にかかれているのことに気がつき,
感慨深いものがありました。


感想はというと,これまで読んだ英語の参考書などの中で,
最高のものだと思います。かつ,これからも,最高でしょう。
まず,何より日本語がうまい。洗練されているし,読みやすいし,
ときには,笑ってしまう表現があったり。
で,載っている例題も,そこそこ興味深い。
付いている日本語訳も,英語の構造を理解して,
意味を理解して,日本語に起こしている,
というのがきちんと伝わってきます。
世の中には,おまえ絶対意味わかってないで,
日本語訳にしているだろうという訳を,
平気で載せていたり,それで,日本語訳「誰々」なんて,
うたっている本がたくさんあるわけで。
また,たまに,意味がわからないこともあったけど,
それは私の理解力不足からくるもの。
でもって,価格が1500円というのにびっくり。
これが,仮に3000円だとしても,私は買います。
英語関連の本では,くそみたいな本が,
くそ高い値段で売られていることを考えると,
憤慨せずにはいられません。
少しはこの本を,見習ってほしいものです。
で,最後に,「はしがき」と「あとがき」がすばらしい。
この2つを読むだけで,この本の内容の良さが伝わってくるし,
この2つを読むだけでも,価値があるのではないかと思います。
この本に出会えたことが本当にうれしいです。(涙


さて,これからどうするか?
あとがきにもあったけど,原書に行くか,もっかい読むか。
両方だな。うん。