TOEFL TESTリスニング完全攻略 2周目完了!! と英語学習方法について

ういういー,「TOEFL TESTリスニング完全攻略」の2周目が完了しました。


別にTOEFLを受験するというわけではないんですが,英検1級を受験するにあたり,
ちょうどよいテキストがなかったので,そして,英検1級には,TOEFL用のテキストも
有効というのをどっかで見た記憶があったので,がんばりんごしました。
自分のためと,英語を学習する同志にとって役に立てばと,その方法をまとめてみます。



行った方法

1周目と2周目の間の期間は,結構空いていたはず。たぶん半年くらいか?

  • 1周目: シャドーイングは全部,ディクテーションは後半の3/4くらいから。でも全部やった記憶もある。。。
  • 2周目: ぜーんぶ,ディクテーションしたった。


で,2周目のディクテーションですが,自分にとっては,負荷が重めの方法をとりました。
基本的に,問題をとくために聞く1回目以外は,すべてシャドーイングします。



基本的な流れ

  1. 「問題を解く」
  2. 「本文全部をシャドーイング
  3. 「ディクテーションのために適当な区切り(※下記参照)でシャドーイング
  4. 「聞いたところをリプロダクション(音声再生修了後,自力で音声をを再現する)」
  5. 「聞いたところをディクテーション」
  6. 「本文とあっているか確認」
  7. 「知らない,単語,熟語,イディオムなどを調べる」
  8. 「調べた単熟語を,本文を使って穴埋め形式の問題にする」(私はtexですが,MS Wordでもいいかと)
  9. 「最後にもっかいシャドーイング」(うまくいかない場合は,複数回)



詳細な方法

  • 会話の場合は,全部聞いて,リプロダクションして,会話丸ごとディクテーション。
  • Discussion の場合
    • 発言者ごと。短い場合は,2,3人になる場合もあり。
  • Lecture の場合
    • パラグラフごと。といっても,正確にその区切りが分かるわけではないので,若干,間があいたらパラグラフの切れ目だと仮定して行う。
    • たまにめちゃ長いパラグラフがあるので,その場合は,3,4文で適当に区切る。



リプロダクションについて

やり始めの頃はこれが鬼門でした。といっても幾分ましになりましたが,
やはり今でも鬼門です。
シャドーイングをさらさらできても,文の内容が頭に入ってないと,
リプロダクションはできないハズです。
なぜなら,内容から,文章を想起するからどす。
その意味で,リテンション力の強化にもつながると信じております。


で,たまに,意味は似ているけど,違う単語を使ってしまったり,
言っていることは同じだけど,使った文法やら文章構造が違ったりするけど,
それはそれで,いい意味の間違いなかなぁと思います。


けど,リプロダクションすると,文章として破綻できないであります。
ここにリプロダクションの旨味があるのかなと。
つまり,「内容理解」,「内容保持」,「出力」。
シャドーイングだと,きちんとしない場合,最初の2つが欠けてしまうなぁと,
経験上思います。


というわけで,リプロダクションは負荷が高いけど,旨味ぎっしりです。
料理と一緒ですね。作るのに手間がかかった料理はうまいと。
うーん,強引だ。



ディクテーションについて

ディクテーションに文法力を活かすと,効果が増すと思います。
私だけかもしれませんが,以前はディクテーションする際,
聞いた内容だけを書き取りしてました。わからない部分は,
空白にしておいたり。
それから,「今のは,[with a] なのか? [with the]なのか?」といった状況に
出くわしたら,何回も聞いて,こっちだろ,とかやってました。
しかし,文法の力をもってすれば,解決できるんですよね,多くの場合。
で,その判断を行うためには,冠詞についてのある程度の理解が必要なんです。


そうなってくると,いよいよ,リスニング力だけの強化にあらず,なわけです。
そう,英語力の総合的強化につながるわけです。うおー,なんかかっこいいな。
文法的に正しいかどうか,これに注意してディクテーションをしてみてくだされ。


※こんな方法でディクテーションすると,私が未熟なのが原因かもしれませんが,
恐ろしく時間がかかります。今回は2周目ということで,
講義の場合,こみこみ1.5hくらいですみましたが。
なので,精神的にしんどいです。



注意点

英語力がTOEIC935程度しかない私が,偉そうなことをつらつら書いてきましたが,
もうちょい書きます。書くんかい!!


今まで書いた方法は,「聞いた内容を8割9割聞き取れる」ということを
前提としています。つまり,8割9割聞き取れないと,できません。
でも,「じゃあ,初心者の私には,だめじゃん!!」と嘆く必要はございません。


TOEFL用の教材は難易度が高いし,音声のスピードも早目なので,
それを下げればいいんです。
つまり,易しめのテキストを使用すれば,可能ということです。
最初は単語だけ,とか,1文だけ,とか。
そんなんでも継続すれば,確実に英語力が向上するはずです。
というか,最初はだれしもそっからですよね。
そんなあなたには,「ゼロからスタートシャドーイング」
とか,「ゼロからスタートディクテーション」をおすすめします。



本の感想

以前も言及したことはあると思いますが,いい出来です。
誤植も少なめです。やはりこの宮野智靖というおっさん,
(おっさん言うたら失礼か),おっちゃんが絡んだ本は外れが少ないですね。
「The NEWSHOURリスニング」も出来がよかったし。
TOEFL CBT用と謳っていますが,それに関わらず,2,3周する価値あります。


※細かな誤植は,ま,わかると思いますが,でっかい誤植が1つだけあったので,
書いておきます。

P.100 の Conversation 1 の3文目
(誤) But my listening ability is not up to much, is it?
(正) But my listening ability is not up to scrath, is it?

「be up to scratch」で,一定の水準に達している,とか,よい状態,とか。
ちなみに,出版社に確認とったりしてないです。
私の耳では,上記のように聞こえるということです。なので,もしかしたら,
私が間違っているかもです。でも何回聞いても「not up to much」とは聞こえないです。


というわけで,この本はお薦めできる1冊です。
※アマゾンでも,やはり軒並み高評価です。

TOEFL TESTリスニング完全攻略―Computer‐Based Testing対応
宮野 智靖 Joseph T.Ruelius 木村 ゆみ
語研
売り上げランキング: 31920



まとめ

以上,つらつらと頑張って書いてみましたが,英語の学習をする同志達の何かの役に立てば,
うれしいです。軽めですが,偏頭痛で苦しみながら,書いているので,
誤字脱字,構成の破綻などあったらごめりんこ。



本の紹介

英語初心者の方にはこちらがおすすめです。

というか,TOEICでスコア200台をたたき出したという彼女にすすめた本です。
シャドーイング,ディクテーションはじめて〜という人や,英語に挫折経験がある人には
おすすめ。

ゼロからスタートディクテーション
宮野智靖
ジェイ・リサ-チ出版
売り上げランキング: 18651
おすすめ度の平均: 5.0
5 自分のダメダメ度が解る
5 簡単だけれど聞き取れない
5 リスニングが楽しくなった
5 ディクテーションが日課となりました
5 リスニング対策にはこれを!!


ゼロからスタートシャドーイング (ゼロからスタートシリーズ)
宮野智靖
ジェイ・リサ-チ出版
売り上げランキング: 6887
おすすめ度の平均: 5.0
5 初めてでも。
5 努力あるのみ
5 練習になる
5 自分のペースに合わせて学習できる教材
5 無理なくステップアップ


やっぱり宮野さんが絡んだ本はいい出来なんだよなぁ。
 

中級者以上におすすめな,宮野さん関連の本,

この2冊は,未だに,DSやっているときとかのBGMとして流すこともあります。(笑)
出来が非常にいいので,続編を切に希望します。
ま,NHK BSで録画して,スクリプトをDLしてくればいいんでしょうが,
この本には,それ以上のものがぎょうさん詰まっています。


The NEWSHOURリスニング―NHK BS英語ニュースを聴きこなす
宮野 智靖
語研
売り上げランキング: 150563
おすすめ度の平均: 5.0
5 素晴らしい リスニング教材。
5 最高です。
5 リスニング教材としては素晴らしいです。
5 質の高い英語を学ぶ教材
4 初心者でも安心。



The NEWSHOURリスニング―NHK BS英語ニュースを聴きこなす (2)
宮野 智靖 生月 亘
語研
売り上げランキング: 160275
おすすめ度の平均: 4.5
5 これは本場もの!!中級以上でリスニングを極めたい人へ
3 英語で討論する力を鍛える
5TOEIC以外にも使える本♪
5 待望の第2弾!
5 NHKの海外ニュース番組が聞けるようになった!